アポロどうぶつ病院ブログ

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Category : 歯科診療

獣医師の杉井めぐみです。


昨日、歯科処置をがんばったメイちゃん、今日から歯磨き練習スタートです★



さっそく歯ブラシを…といきたいところですが、まずはオスワリから!




歯磨きという行為が、自分の健康にいいとか、本当は痛くないとか、動物にはわかりません。
なので、いきなり歯ブラシを使って歯を磨こうとすると、抵抗するコがほとんどです。

一見、歯磨きとは程遠くて、そんなこと関係あるの?と思われるかもしれませんが、歯磨きは怖くないよ、できるとご褒美出たり、褒められたりするよ、と動物に教えるところから始めます。

メイちゃんも、お口まわりをさわられたりするのはちょっと苦手です。

なので、まずはお口まわりをさわられることに慣れるところから。



手におやつを持ちながら…


頭、お顔まわり、とさわっていきます。できたら、くちびるを。

さらにできたら、歯にさわってみて。



ほんのり甘い味のデンタルジェルを指にとって…。

ペロペロ…。



今日はこのへんでおしまいっ‼
\(^o^)/



チェックシートでいうと、こんな感じです。

少しずつ、少しずつ。毎日少しずつ慣れてもらうのが大切です。
しつこくしないで、ニコニコのまま終われるように。イヤイヤになる前におしまいにするのがコツです★



また明日も、おいしく、仲良くチャレンジしようね、メイちゃん♡
お昼の時間になりました。

さあ、細心の注意を払って、全身麻酔です。


毎日慣れているスタッフに励まされ、ほめられて、いい笑顔です。

メイちゃん、がんばろうね!


麻酔のお薬の前に、鎮静剤といって、トロンと眠くなるお薬を注射します。このタイプのお薬を使うと、麻酔薬の量を減らすことができます。


メイちゃんも、ねむねむ~。


麻酔がかかってから、お口の中の状態を詳しく検査します。

※口の中に入っている管は、気管チューブといって、空気の通り道を確保している管です。
この管から、ガス麻酔と酸素を送りこみます。呼吸の管理もこの管でできます。


歯垢や歯石のついている程度や、歯肉炎の程度、歯周ポケットの深さ、歯の生え方、折れている歯の有無、噛み合わせなど、を診ます。



メイちゃん、奥歯は歯垢歯石が多く、歯肉炎が起こっていて、プローブで触ると出血しました。


その後、超音波スケーラーという超音波の振動で汚れを落としていきます。



ふだんはよく見えない歯の内側の汚れも、丁寧に落とします。



その後、歯の数が足りなかったり、歯周病がありそうなところは、歯のレントゲンを撮ります。



歯のレントゲンは、こんなふうに見えます。ひとつひとつの歯と、歯の周りの骨がどんな状態かがよくわかります。



問題がなければ、汚れを取った歯の表面を滑らかになるように研磨します。



最後にお口の中をきれいに水ですすいで、終了です。



処置が終わったところで、麻酔を切ります。

麻酔が切れてくると、目が覚めてきます。


メイちゃん、おはよう。
よくがんばったね☆


目が覚めた直後は、ふらふら、ゆらゆらしていますが、時間が経ってくると、だんだんとしっかりしてきます。


お部屋に戻って、しっかり起きるまでは、休んでいてもらいます。



20~30分くらいすると…

寝ぼけ眼ですが、自分で起き上がり、立てるようになります。


さらに時間が経つと、おトイレも大丈夫に。

まだ少し眠そうかな?


午後の診察が終わるころ、お泊まりのコでなければ、夕方18時~19時の間にお迎えに来ていただきますが、そのころは…

表情もしっかりしてきます。


診察が終わって、入院のコの処置も終わって、夜には、いつものように、お膝の上に♡

今日一日お疲れさま、メイちゃん♡
夜はゆっくり休んでね☆(^_−)−☆


人間の歯医者さんと同じようなことをするのに、動物の場合は麻酔が必要になります。(人間の我慢強さってすごいですね!)

しかし、麻酔をかけたからこそ、すべての歯に対して、安全に、確実に、正確に、歯の表も裏も、ふだん見えるところも見えないところにも、処置が可能となります。

こんなに大変なことを乗り越えてくれたので、このあとはぜひとも、なるべく今の状態が長持ちするように、歯磨きをつづけていってほしいと思います。

歯周病の予防には、毎日の歯磨きが1番効果的です。

歯磨きをしたことがないコも多いですが、歯磨きを好きになるように練習できるとさせてくれるコも多いですよ★


メイちゃんも明日から歯磨き練習スタートです!
\(^o^)/
獣医師の杉井めぐみです。


今日は、ペットホテルでお泊まり中のメイちゃんの歯科処置を行いました。


愛犬愛猫の歯の汚れや口臭が気になっている飼い主さんも多いのですが、みなさんが心配されるのが、歯科処置を行うのに全身麻酔をかけるということです。

また、実際の歯科処置ってどんなことなんだろうと疑問に思われている方も多いと思います。


メイちゃんの飼い主様のご好意により、ブログでの写真掲載を快諾していただきましたので、メイちゃんの一日を通して、歯科処置についてご説明したいと思います。


全身麻酔というのはやはり大事(おおごと)です。
ですので、麻酔をかけても大丈夫かどうか、健康に見えても隠れている病気がないかどうかを麻酔をかける前にまずは検査します。

今日は、麻酔下での処置を予定しているので、メイちゃんは、朝ごはん抜きでした。

朝の元気なメイちゃん★

午前中は、麻酔前の検査です。
いつもの診察と同じように、まずは身体検査をします。体重、体温、聴診、触診…全体的に異常はないかをみます。

次に心臓に病気はないか、肺に異常はないかを確認するため、胸部のレントゲンを撮ります。

メイちゃんおりこうさん!

ゴロンと横向きからと、バンザイと仰向けになってと、ふたつの方向からレントゲンを撮ります。



そして、次は採血です。
麻酔のお薬を体に入れた後に、ちゃんと代謝して体の外に排泄できるかどうか、肝臓や腎臓に異常がないかどうか、また、出血しやすい病気がないかどうかなどを検査します。



採血もじっとしてくれました。

メイちゃんの検査結果は、異常なし!でした。

手術や麻酔をかけての処置は、通常は午前の診察が終わった後から、午後の診察が始まるまでの間に行います。

麻酔のお薬を注射したり、麻酔中の点滴をしたりするため、腕の血管にカテーテルを入れ、静脈ラインを確保します。


ここから、緊急の時に救命薬を投与することも可能です。


メイちゃん、採血のときも、血管にカテーテルを入れるときも、おりこうさんにガマンしてくれました。
とってもえらいね、メイちゃん!


プロフィール

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埼玉県志木市のアポロどうぶつ病院です。
http://www.apollo-ah.com/

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イヌ、ネコ、ウサギ、フェレット、ハムスター
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午前9時~12時 午後4時~7時
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水曜全日、日曜祝祭日午後
(時間外、救急対応、場合によって可能です。HPをご覧下さい。)
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